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内田樹の研究室: 公共性と痩我慢について
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高橋源一郎さんの「午前0時の小説ラジオ」が復活して、今朝は「公的」と「私的」という論件が採り上げられた。 まず、高橋さんの「ラジオ」から全文を引用。 12300;尖閣諸島」問題(中国にとっては「釣魚島」問題)でマスコミに「売国」の文字が躍った。「尖閣諸島はわが国固有の領土」といってる首相が「売国奴」と呼ばれるのだから、「中国のいってることにも理はある」といったらどう呼ばれるのだろう。非国民? 12300;尖閣」諸島はもともと台湾に付属する島々で、日清戦争後のどさくさに紛れて、下関条約で割譲されることになった台湾の傍だからと、日本が勝手に領有を宣言した、ということになっている。だとするなら、台湾を返却したなら、「尖閣」も返却するのが筋、というのも無茶な理屈じゃない。 この問題について、おそらくもっとも優れたヒントになる一節が、カントの『啓蒙とは何か』という、短いパンフレットの中にある。それは「理性の公的な利用と私的な利用」という部分で、カントはこんな風に書いている。 12300;どこでも自由は制約されている。しかし啓蒙を妨げているのは…どのような制約だろうか。そして...では「私的{...
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内田樹の研究室: ヴァーチャル奉祝記事
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今年も書きました、ノーベル文学賞予定稿。そして、今年も使われませんでした(泣)。 12288;村上春樹さんが今年度のノーベル文学賞を受賞した。「ようやく」という感じがする。 毎年この時期になるとメディアから「受賞予定稿」を求められる。だから、このセンテンスを書くのもこれで六回目である。もちろんこれも予定稿。『1 Q84. 12303;が現実の1984年とは別の1984年の世界の出来事を描いていたように、私もまた毎年「村上春樹がノーベル文学賞をもらった(現実には存在しない)世界」についての短い物語を書いてきたわけである。私は小説というものを書いたことのない人間であるから、たぶんこれが私の書いた唯一のフィクションということになる。 村上文学の世界性をかたちづくっている要素は何か。私はそれをある種の「神話性」だと思っている。 けれども、ある種の人々は世界が分節され、有意化され、今あるようなものになった その生成の瞬間. に切迫したいという法外な野心をもつことがある。根源的に思考する自然科学者や哲学者たちがそうだ。彼らは宇宙の理法や存在の彼方について(えら呼吸しかできな...村上春樹はそのような作家の一人である...
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日本はアジアの次の独裁国家になるのか? (内田樹の研究室)
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みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. Laquo; 日本の反知性主義 のまえがき. 沖縄の孤独な戦い ル モンド ». Http:/ www.bloombergview.com/articles/2015-02-20/japan-s-constitutional-change-is-move-toward-autocracy. FEB 20, 2015 9:00. 憲法擁護義務 や家族扶養義務のようにあいまいで無害なものもあるが、 国家国旗に敬意を払う義務 を国民に求めるようなアメリカにおける保守派が推進している憲法修正と同趣旨のものもある。 日本はすでに軍隊を保有している 名前は 自衛隊 だが。 日本国民の80 以上は安倍政権が最近採決した 特定秘密保護法 に反対したし、憲法改定手続きを容易にする自民党の企てにも反対した。 日時: 2015年02月25日 12:34. 2015年02月25日 12:34 に投稿されたエントリーのページです。 次の投稿は 沖縄の孤独な戦い ル モンド. Powered by Movable Type 3.35.
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Japan Times の記事から「日本の厄介な歴史修正主義者たち」 (内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2015/04/15_1013.php
みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. Laquo; Japan Times の記事から 安倍訪米 を前にした内外からのコメント. New York Times の記事から。 Japan Times の記事から 日本の厄介な歴史修正主義者たち. 日本では 政治的主人たち (political masters)に外交官もジャーナリストも学者も無批判に屈従しているのが、外から見るとどれほど異様な風景なのか、気づいていないのは日本人だけである。 Japan Times, 14 April. By Hugh Cortazzi 1980-84 英国駐日大使. 右翼政治家たちは日本をすべての面で称讃しない外国人、日本の歴史の中に暗黒面が存在することを指摘する外国人を 反日 (Japan basher)、日本の敵とみなしている。 日本の歴史修正主義者たちのふるまいは私にはナチやソ連のコミュニストが駆使したオーウェル的な ダブルスピーク や 二重思考 を思い起こさせる。 日時: 2015年04月15日 10:13. 次の投稿は New York Times の記事から。
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法の制定について (内田樹の研究室)
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みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. 民主主義に限らず、どのような政治システムも、その 健全さ は最終的にそのシステムのもたらした コラテラル ダメージ について 私が責任を取る と名乗り出る、生身を備えた人間がいるかどうかによって考量されるほかないと私は思っている。 2 この乖離を学校と教育委員会は法規の 弾力的運用 によってつじつまあわせをしていた. 問題は 2 と 3 の間にある。 今回の問題は 3 の 度が過ぎた という点である。 弾力的運用 ではなく、いくつかの学校では必修科目をネグレクトすることが 硬直化した構造 になってしまっていたということが問題なのである。 最初に文科省からのお達しを聴いて、 これをそのままに現場でやることは現実的にはむりだわな と判断して、 というわけですので、みなさんここはひとつ私の顔に免じて、弾力的にですな、ご理解いただくという というようなことをもごもご言った人がいた段階ではシステムはそれなりに 健全に 機能していたのである。 しかし、 法の制定 は合法的ではない 法の制定に至るプロセスでは、まだ法が存在しない。
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立憲デモクラシーの会の緊急記者会見 (内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2014/06/13_1257.php
みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. Japan Times の記事から ». 司会 杉田敦 法政大学 政治学. 杉田敦 法政大学 政治学 それでは 立憲デモクラシーの会 の記者会見を始めさせて頂きます。 山口二郎 法政大学 政治学 共同代表の1人であります法政大学の山口です。 1 内閣の憲法解釈の変更によって憲法9条の中身を実質的に改変する安倍政権の 方向性 は、憲法に基づく政治という近代国家の立憲主義を否定するものであり、 法の支配 から恣意的な 人の支配 への逆行である。 2 首相が示した集団的自衛権を必要とする事例等は、軍事常識上ありえない 机上の空論 である。 3 必要最小限度 の集団的自衛権の行使という概念は、 正直な嘘つき と同様の語義矛盾である。 お配りした資料の声明文の次のところに 月刊自由民主 2010年2月号 のコピーを付けております。 安倍首相は外国に行きますと、明らかに中国等を念頭において、 自由 民主主義 法の支配 という3点セットの、政治的価値の重要性を強調するわけです。 そういう形で、いろいろな 場合 を繰り出してきて、議論...
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『七人の侍』の組織論 (内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2010/11/22_1626.php
みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. 前に、住宅についてのシンポジウムの席で、 コレクティブ ハウス を実践している人から質問があった。 あらゆる共同体では オーバーアチーブする人 と アンダーアチーブする人 がいる。 けれども、これらの マイナーメンバー を支援するときに、 自分は損をしている というふうに考える人間には共同体に参加する資格がない。 集団成員のうちの相対的に有力なものに優先的に資源が配分されるような 弱肉強食 共同体は長くは続かない いずれお互いの喉笛を掻き切りあうようになる。 集団成員のうちのヴォリュームゾーンである 標準的な能力をもつ成員 の利便を最優先に配慮する 平凡 共同体も、やはり長くは続かない 全員が均質化 規格化して多様性を失ったシステムは環境変化に適応できない。 その構成員はまず リーダー勘兵衛 志村喬 、 サブリーダー五郎兵衛 稲葉義男 、 イエスマン七郎次 加東大介。 7名中の3名が リーダーが実現しようとしているプロジェクトに100 の支持を寄せるもの である。 車は壊すは、片足は折るわ、片目はつぶれるわ、ガソリンは...
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New York Times の記事から。安倍訪米を前に (内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2015/04/21_1622.php
みんなまとめて、面倒みよう Je m'occupe de tout en bloc. Laquo; Japan Times の記事から 日本の厄介な歴史修正主義者たち. New York Times の記事から。 4月20日付け、New York Times の社説 安倍晋三と日本の歴史 を翻訳した。 気に掛るのは、二度にわたって 曖昧な形容詞 わかりにくい表現 を咎めていることである。 国内メディアなら、何を言っているのかわからない 玉虫色 の答弁はそのままスルーされるだろうが、NYTは首相が 何を言っているのかわからない のは ほんとうのことを言うとはげしい批判を引き起こすこと を内心で思っているからだという推論をしている。 日時: 2015年04月21日 16:22. New York Times の記事から。 ContentId:'evernoteclip',providerName:'内田樹の研究室',title:'New York Times の記事から。 2015年04月21日 16:22 に投稿されたエントリーのページです。 Powered by Movable Type 3.35.
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内田樹の研究室/隣家
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話は分かったみなまで言うな - Je te comprends bien; il n'y a pas a raconter en detail. カフェ ヒラカワ店主軽薄 - http:/ plaza.rakuten.co.jp/hirakawadesu/. Sho's Bar - http:/ www.shosbar.com/. 偉愚庵亭憮録 - http:/ takoashi.air-nifty.com/diary/. 町山智浩アメリカ日記 - http:/ d.hatena.ne.jp/TomoMachi/. 高橋源一郎公式サイト - http:/ www.funk.ne.jp/ gen1rou/index.html/. 松聲館 - http:/ www.shouseikan.com/. 野崎次郎のボケ作日記 - http:/ blog.livedoor.jp/jnv20518/. 場所 増田 - http:/ homepage3.nifty.com/MASUDA/. 趣味趣味音楽中年探偵団 - http:/ www.jah.ne.jp/ ishikawa/.